ロマン主義風の自我

2004年12月23日
夜を飲み干せ
節制よ
頭蓋に溜まった夜
驕慢と野卑の星座が位置して揺るがず
歩むべき道とまた既に歩んだ道に
タールの唾液が葉脈を作る
遁走する節制よ
大地の模式図に淡色のヴェールをまとうおまえ
その横顔を節制よ
ひび割れた天蓋に迷い旅人は今
発光するおまえの顔に炎をみる
倨傲と我愛の双尾をもつ旅人
驕慢と野卑の星座は彼の目に揺るがず
仰ぐべき天にそそがれた自画像に悲鳴をあげる

北極星は不動であり彷徨に道を示す
だがその輝きはもはや届かず
旅人は自己をしか見い出し得ない

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