三十の詩編;糸

2004年11月21日
糸を切る
思索の糸は乱れ千切れて混沌
醜悪な間違いえない
こうなるほどのもの
アキレスと亀
循環するデカルト先生
禍々しいアンチノミー
存在を回復し得ぬ意識
この結び目を誰が解こうか
と思い至るまえに
紡ぐ作業が残っている
しかしながら糸を切る
何が一体切っておるのか
コラージュ
という花も咲かず
断片にはただほつれだけ
かつて紡がれ
そして投棄
我が身に糸が燃えていく

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