三十の詩編；湿潤主義批評

　人工知能の嘆き歌よ
　靄の工場について壕を掘り給え
　意識をもたぬ軽快な老練さのことを

と言語の間に置かれた
架橋しがたいダムのように溜まった
　時間の雫
　預言者
　手袋
それは光
合理精神への安易な銃撃
飢餓に対する瓶詰めの恐怖心を拡大併合するために赴いても異国を知ることには役立たない
ペンの切っ先
預言者のペン
しかし預け手が不在ならば手ぶらのまま
架橋しがたい光のダムの先へ赴かねばならない
しかしそれは異国の速度を確認するにすぎない
回転する議長のために
ペンは硬直
一体どんな縁組み功労者がしゃもじを手にするだろうか
自らに向けよ
光の銃口
合理の歌声
魂風のコンプレックスを持たぬ解答すなわち
時の鍾乳石
技巧せよ
技巧せよ
技巧せよ
養蚕業者が木綿を買っている