卑屈な理性

2004年10月5日
その日頭脳には星空が注がれた
目からは溶岩が溢れ出る
それとともにどうやら理性も

浅薄な愛は理性を痛罵する
それは幸福な陽光のワルツを
いとも冷徹な整列にするとして

浅薄な心情は理性を疎外する
それは初春の生気をビンに詰め
不条理なラベルを貼付するといい

それゆえ理性は沈黙し身をよじる
浅薄は彼の声であり
それゆえわれわれの本質である

理性の暴虐は山々に響き渡る
自虐的な合唱が天地に突き刺さる
大地の涙にのみ見出しうる
われわれの姿は溶岩とともに流れ落ちる
新たなる萌芽を求めて
また苦い苦役の水を求めて

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