志学再び

2004年5月9日 文語詩
 歓声のごと傾き
 罵倒のごと退きぬ
 かくて揺らぐ志を嘆くも
 嘆きにさえ耽溺する愚かに浸る
されど君が剣戟の光輝に灯を知り
嘆息の安臥より舞台へぞ歩みたる
 学問はたゆまぬ劇場にして
 囲い見えざるアリーナのごとし
 巨人が足音に逃げまどい
 セイレンの歌うや耳を聾するも
黄金にたなびく君が御勲
惰弱なる身に躍動を伝え給う
飛び交う矢石におののきつつも
我未だ見(まみ)えざる君を志さん

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