月の白皙は天蓋を覆い銭の声はやまず
国はのみならず白日をたずさえ依然心情を揺らす
のぞむ唐土の島は善なき夜毎の夜であり
わたしは柔らかな西方の楽の音を嘆く
北の風に木々の眠りは南方のかけらを厭う
 わが眠りもしかり 
己が指もて我が身をよろう西方の白楊
 達磨は膝に椿を落とす
舞踏は崩れる貨幣となるか
かの白皙を頭上に飾る肥大した情慾よ
無象の青黒い仁がすすり泣く
まして飛び立つ礼義が見えはしまいか
 わが眠りもしかり
のぞむ陰が奥底に盲の産声が
潜む往来の指先に咲く陽光の脱力
悉く夢想なれば智に働きあるいは礎
 扉に施錠し爆破するばかり

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