日記を書くことつまり言葉。言葉は純粋な結晶として記憶から免れる。記憶は曖昧模糊とした人生の過去であり、偶然の支配する各人の像である。結晶化した幾多の命題は一般化の試練を背負いしかもそれは生のイデアが落とした影にすぎない。しかしそこにおいて偶然性はもはや意味をなさず必然が偶然の限界に続く道筋であり、運命が稲妻のように閃くその輝きをおびている。綴られた幾多の抒情は、それはもはや叙事詩にいたることはなくただひらすらに一個の宝玉として各々の胸を飾るのだ。

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