真昼の狂気も潮時であれば解答もあざやかだ。じりじり輝く物乞いのあくび、酒乱、きちがいのひからびた笑い、そして無慈悲な線香の刺激。
中でも忍耐がならぬのはおまえが鞭打つ安楽椅子だ。正義よ、あまりにも容易く唾棄されしかも我々の胸を飾る正義よ、もしも心臓を貫く指があるなら私のまぶたをとざしてくれ。
そして私は頂きに輝く白蛇を見たのだ。透明なさえずりに我が身を預けんと欲し足なえの体で近付いた。すると理知が殴打した。情念が侵食した。規定時間のすみやかな効能にふらつき鈍化し裁きを忘却せしめる。つまりこれが受難の秘密というわけか。>

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