舌に到達せぬ意識の色彩を推論によって語る
語れば悉く言語の鋳型に流れもはや
混沌の面影を残すまい

結ばれたウロボロスは観念の中
許されない否定神学の性質を持つ

さりとて言語の幻を整合性のゆえに
靴と履くほどの勇気があろうか
あるいは
それこそが堅く強張った裸足なのだろうか
砂漠であれ雪原であれ
地平線を目指しいくつもの国境を越える
徒な歩みなのか
あるいは
到着とともに発ち出発とともに着く
運行時刻表なのか

大地は鏡でできた陽炎であり
道は数多ある迷宮の一つとか

いずれもかくのごときものであれ
かかる思索の武器を手にとり定め
己が身を斬り疾風とせん

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