無用であった言葉の点滅に向かい
我々を擁護する諸々の倫理的命題が放つ一撃は真の孤我を意味しない
まことの無へと顔を向ければ我もまた消去するだろう
とりあえずの一瞬にまた次の瞬間に
飛び出した矢は折れて貫きそして静止し
朝の矛盾と混沌を自らの歯にかけて点滅する
正義を侵犯する情念の告解
仮の宿りに明日は散ずる希望を見出す
  一体因果の解明が何程だろうか
  貧困のゆえに
  衣食の貧困のゆえに
  夜毎にまとう内面の衣服とパン以上の糧であるパンのかかる貧困のゆえに
一体因果の解明が何程であろうか
正義の扉へとかけこむ前にその手も萎えてしまうであろう
直観と慣習が支配者である生活世界に煩いの種は芽吹き花咲き実をまた結ぶであろう
  しかし玉座をけがしてはならない
  そして妄念は常に虐げられねばならない
  裁きの当為はかくのごときものである
  正義に対して武装をしても刀をふるうことは稀である

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