監獄説教

2003年12月16日 明晰な口語詩
安逸を避けるため囚人に告ぐ。
自責を不正の代価とみなすその思考を不正とみなすその思考をその思考をと無限後退をつづけるこの有害なるものにおちいることは自責の性であるがそれは不正の代価ではない。
むしろ自らをつなぐ鎖のたもと腹に刺さった矢を抜き取り押しながす嵐を乗りこなし、自責と高慢とを共に離れて平安であれ。
さすれば不正の代価まことのしなる正義の手足を頭脳をかんばせを得るだろう。
自責と高慢とを離れるために努力策励し怠ることなく焦燥にかられることなくおのが手枷足枷を断ち切ってリアのごとく高潔であれ。
その身にまつわりついた自責のそそぐ塵芥、その厚さを嘆くより振払う術を学び誠実であれ。
おのが不正をその胸にとどめ猛々しい風神のように優美な学問のように自らを打つ手をとどめて勇敢であれ。
囚人 自責は不正の代価にならずただ貪りと怠りの証しなり。正義もて支払う他は未知の国が訪問以上に術なきことぞ。

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