サウル王
2003年12月14日この身を助けませ守りませと祈願文私はタゴールではない
慰めあらずもその琴の音に心を浸す敵の刀を眠りのごとくかき抱く
少年よ少年よ羊飼いで詩人の少年よイスラエルのガニメデよ
巨人を倒し民に愛され油を注がれた少年よ次期国王の第一候補で当選確実
動悸の早鐘に惚けてあえぐ憂鬱の国王に歌を献ずれば頭上に槍と嗚咽がふりかかる
世がためと思いなせば君に不正を犯しつる
いかにせんいかにせんいかにせん
師は鎧戸を下ろして私を拒み顧みた若者は私からあなたとあなたの授けた名誉を奪う
砕けて散った石盤のかけらが身体を突き刺し豊富な桃源郷を浮遊する不眠症の中で目指し歩くは赤信号
我らがイタコは赤信号
とはいえ行かずにおれぬその性のひからびた悲しみは不正と不正を戒める彼を求めるための不正のゆえだと語りおおせて幾千里
頭に毒矢をさしたまま
だがヤミ米の口から発せられる厳格な価格は赤貧の国王に一撃を与える
ああいかにせんいかにせん
などて君我が労のほどを知らんや
夷狄を討たず戒めを守ればよかったとおっしゃるのか
命ずるがままに朝な夕なにまつりごと疎かにせよとおっしゃるのか
君が寵に幸ありと師の叱責に堪えかむりを狙う童も遇し
すると長身の王に触れていた手はたちまち転じて排斥のパチンコ台
月から樹木が爆発して垂れ来る
太陽と輪になって大地を襲う
それなのにあなたは口を曲げている
この身を助けませ守りませと王は祈り巫女の脱魂同様の体
異邦人にはあまりに物悲しい
わななく国王わななくわななく
慰めあらずもその琴の音に心を浸す敵の刀を眠りのごとくかき抱く
少年よ少年よ羊飼いで詩人の少年よイスラエルのガニメデよ
巨人を倒し民に愛され油を注がれた少年よ次期国王の第一候補で当選確実
動悸の早鐘に惚けてあえぐ憂鬱の国王に歌を献ずれば頭上に槍と嗚咽がふりかかる
世がためと思いなせば君に不正を犯しつる
いかにせんいかにせんいかにせん
師は鎧戸を下ろして私を拒み顧みた若者は私からあなたとあなたの授けた名誉を奪う
砕けて散った石盤のかけらが身体を突き刺し豊富な桃源郷を浮遊する不眠症の中で目指し歩くは赤信号
我らがイタコは赤信号
とはいえ行かずにおれぬその性のひからびた悲しみは不正と不正を戒める彼を求めるための不正のゆえだと語りおおせて幾千里
頭に毒矢をさしたまま
だがヤミ米の口から発せられる厳格な価格は赤貧の国王に一撃を与える
ああいかにせんいかにせん
などて君我が労のほどを知らんや
夷狄を討たず戒めを守ればよかったとおっしゃるのか
命ずるがままに朝な夕なにまつりごと疎かにせよとおっしゃるのか
君が寵に幸ありと師の叱責に堪えかむりを狙う童も遇し
すると長身の王に触れていた手はたちまち転じて排斥のパチンコ台
月から樹木が爆発して垂れ来る
太陽と輪になって大地を襲う
それなのにあなたは口を曲げている
この身を助けませ守りませと王は祈り巫女の脱魂同様の体
異邦人にはあまりに物悲しい
わななく国王わななくわななく
コメント