ルドン/舟のイメージ
2003年12月2日 明晰な口語詩日の舌先で星星は姿もおぼろ
彷徨し転回し北極星を目指しうつろい
この帆も今また風の手袋につかまれなぶられ
錆と苔と西へ東へ灯台よ
凪の明るみ陽の非情
岸をのぞみて紅の
ゆらぎを今は座標とすえて桜も映るこの浜へ
東雲迫り陽の光り
午後の雷鳴胸の施錠は黙し戒め
語られぬ理性と語られぬ軽快の本性
ひなびたポストが浮きて果つ
無人の舟よ影の舟
黒い砂漠を進む舟
赤い山々超える舟
乙女らの悲哀の歌に諧謔精神を満たすもろもろの人々よ
セイレーンに拒まれて悲しく耳をふさいだ者達よ
拒絶と悲嘆の光はいまだ東雲を照らすばかりでなお嘆き戒め
黒々とした浮き輪は変身銀のロザリオ教皇猊下!
砂金をちりばめ椿は落ちて乙女を夢に陵辱し
蓮咲くほとりで彼は舞う
手をうちならし足を踏み
舟を飛び下り大河を渡り
渡り渡るはその舞いで
単身舞うはその極北へ北へ
彷徨し転回し北極星を目指しうつろい
この帆も今また風の手袋につかまれなぶられ
錆と苔と西へ東へ灯台よ
凪の明るみ陽の非情
岸をのぞみて紅の
ゆらぎを今は座標とすえて桜も映るこの浜へ
東雲迫り陽の光り
午後の雷鳴胸の施錠は黙し戒め
語られぬ理性と語られぬ軽快の本性
ひなびたポストが浮きて果つ
無人の舟よ影の舟
黒い砂漠を進む舟
赤い山々超える舟
乙女らの悲哀の歌に諧謔精神を満たすもろもろの人々よ
セイレーンに拒まれて悲しく耳をふさいだ者達よ
拒絶と悲嘆の光はいまだ東雲を照らすばかりでなお嘆き戒め
黒々とした浮き輪は変身銀のロザリオ教皇猊下!
砂金をちりばめ椿は落ちて乙女を夢に陵辱し
蓮咲くほとりで彼は舞う
手をうちならし足を踏み
舟を飛び下り大河を渡り
渡り渡るはその舞いで
単身舞うはその極北へ北へ
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