区画整理

その由いかに吾が破れ、
井戸を掘るとて石女ばかりそこかしこ。
さては別なる仕事を与えんや。
此の川渡りあえずまた許さるるはあるまじき
なべてつとめはたせぬその身ゆえ。
されど不毛の地とて伽藍建ち
カロンと身を置く術もあらん。
いざ天の星星も御照覧
飢えと渇きに身をよじり
暖を求める黄泉の国が番人どもの咆哮を。
たとい吾をば食い殺し
彼岸を目指し往こうとも
水に触れるや火花飛び散る大激痛
よしその苦を忍び進むとも
清らなる水汚醜を厭い
流れと共に汝が身体を溶かしてむ。
一日あまたの雑穀まして
あまたの放出
定むるところへ住まい事なし、
野心のぞまず誤謬の快にとらわれず、
また夢想の甘露に腹を満たさず、
汝が持ち物を凝視して汝を忘却せしめることぞよろしけれ